レパートリー

140演目以上のオペラ

合唱団は、140演目以上のオペラ、同様に数多くのコンサート、オラトリオ、そして宗教音楽などを既に演奏してきた。その中には、多くの初演作品も含まれており、リヒャルト・シュトラウス（写真）の「ダフネの木」などもその一つである。

シュトラウスは、1943年にこの９声のアカペラ作品を作曲し、特別に、ウィーン国立オペラ座合唱団に捧げている。

多国語

イタリア語は、プロの合唱団として活躍する歌手にとっては、もっともよく歌う原語である。イタリア語に続き多いものとして、フランス語、ドイツ語が挙げられるが、それだけではなく、ロシア語、チェコ語、ハンガリー語、英語などの作品もレパートリーに入っている。



ほとんどの宗教音楽作品において、またそれだけでなく、ザルツブルク音楽祭で上演した「エディプス王」（写真）においては、ラテン語が要求された。また、1度だけではあるが、シェーンベルクの「ワルシャワからの一人の生き残り」においては、ヘブライ語でも上演。全て合わせると、9カ国語からなる様々な演目を歌っている。

合唱団ソリスト

膨大なレパートリーがあるため、小さなソロの役が合唱団員の中から選ばれる。例えば、使者、家臣、侍女、兵隊、そして御者（｢馬のサドルが付きました！｣という台詞付き）などの他、大きな役としては、｢椿姫｣のフローラ、｢セヴィリアの理髪師｣の将校、｢仮面舞踏会｣の判事（カラヤンとの録音もある）、 または、｢ばらの騎士｣（カルロス・クライバーのＤＶＤ参照）の3人の貴族の孤児(写真)などが挙げられる。この写真は、1994年の日本公演の際、コカコーラの自動販売機の前で撮ったものである。 (他にもたくさんのソロの役があるのだか、画面の場所が足りないため、割愛する)

A - Z

オペラ座合唱団として要求されるものに加え、コンサート協会のレパートリーは、オペラのみならず、オペレッタ数演目、舞台演技付コンサート曲など、多くを を数える。このリストは年々長くなり、増え続けるばかりである。オペラ座合唱団として特記すべきは、オペラ作品のみならず、数多くのコンサート曲、ミサ 曲、オラトリオ、更にはアカペラ曲もレパートリーとして持っていることである。これらの音楽は、必ずしもオペラとは質を同じくしないものである。